パワーストーン「碧璽」とは?

中国歴代皇帝が徳・霊力・生命力を得るために珍重した玉

中国では、宝石を「玉(ぎょく)」と称し、遠い昔から不思議な力が宿るものとして人々を魅了してきました。

玉は尊厳、屈強、美の象徴で、天地霊気の結晶として信じられ、特に皇帝は、高い人徳を表し、悪を退け、福をもたらし、無病息災や不老長寿を叶える神秘的な霊力があるものとして珍重し、宮廷においては装飾品、装身具、工芸品などに用いられていました。

秦始皇帝
秦始皇帝

「碧璽(へきじ)」はその代表的な一つで、別名「願望石」と呼ばれ、水晶より強いパワーを秘めた霊石として高い評価を得てきました。2010年、日中合作テレビドラマ「蒼穹の昴」で田中祐子が演じた清朝の最高権力者「西太后(1835~1908年)」が「碧璽」をこよなく愛したことは有名な話です。

1912年、第12代清朝皇帝「溥儀(1906~1967年)」によって中国の皇帝時代は最後を迎えましたが、その後も玉は貴重なものとして現代に受け継がれ、愛・幸福・健康・長寿・成功をもたらすものとして、特に特権階級や富裕層の間で人気を集めています。中国では、玉は生命であり、最高の財宝であるという価値観があって、高級品ですと現在1グラム20~30万円という高額なものも存在します。

名前の由来

「碧璽」の名前の由来は古く、たいへん高貴な意味を持っています。

紀元前221年、中国戦国時代に全国統一を成し遂げた秦の始皇帝は万里の長城、兵馬傭、秦始皇帝陵の建設など、現代の世界を驚かせる大事業をはじめ、国家の政治・経済の大改革を実行して、中国の歴史上、最高の権力と名声を残した偉大な人物です。秦朝時代、「璽」は始皇帝の印章を指す言葉でした。そして後には日本においても天皇の印章を指す言葉となりました。

秦朝以来250代以上におよぶ中国歴代皇帝の永き時代を経て、玉はその価値を伝え、1600年代、清朝の宮廷では、透明かつ色を帯び、内部にひび割れが見える玉を「碧璽」と称して、装身具として多く用いるようになりました。

西太后
西太后